ベランダに置かれた椅子に、久美子は腰掛けさせられた。
格子状の手摺の隙間から、夕闇に黒く染まり始めた海が見えた。
釣り船だろうか?遠く薄暗い海上に、船の灯りが点在して見えた。
高志は、久美子の両足を椅子の肘掛に乗せると足枷を嵌め椅子に固定した。
両腕は、椅子の後ろに回されて手枷で固定されていた。
久美子は全裸のまま、椅子に手足を縛られた。
正面から見ると、大きく開いた久美子の両足の陰毛の奥に、バァギナの割れ目がはっきりと見えた。
夕闇に包まれた空間に、久美子の白い肌が浮かんでいた。
久美子は、椅子に縛られている間、高志の手が肌に触れるたびに、触れられた場所の肌からザワザワと快感の波が子宮に押寄せてくる様な感覚を覚えた。
細胞の一つ一つが、高志を求めているような感覚だった。
薄暗かった闇が、濃い闇に変わるのは早かった。
高志は、久美子の前にしゃがむとベランダに備え付けられていた非常用の懐中電灯で股間を照らし、観察をするように久美子のじっと視線を送った。
薄暗い闇の中で、割れ目が浮き上がり濡れて光っていた。
見られている。
見られている。
でも、高志が、私のまんこを見て興奮をしている。
そう思うと、子宮がムズムズとして下腹部が波打つように動き始めた。
「見ているだけで、濡れてきている。」高志が言った。
久美子は、恥ずかしさでいっぱいになり、何も言葉が出ずにただ首を振った。
「割れ目から、泉のように溢れ出てきている。」高志は、じっとバァギナを見詰めていた。
おまんこに注がれる視線に熱を感じ、久美子の呼吸は乱れ始めた。
高志は中腰になると、久美子を正面から見詰め「淫らでかわいいな。」と低い声で呟いた。
高志の声が闇の中に広がり久美子の心に届いたとき、唇が重なった。
久美子は、高志の舌を求めた。
舌が絡まり、二人の唾液が交じり合った。
高志の右手が久美子の髪を撫で、頬を撫で、うなじから肩を撫で乳房を掴まれた。
手のひらで乳房を包むように、ゆっくりと揉みはじめた。
乳首が手のひらに当たり捏ねるように刺激をされた。
快感で声が出そうになる。
高志の片膝が、椅子に乗せらた。
久美子の股間のクレバスに当たるか当たらないか、微妙な位置に膝が置かれた。
もっと。
もっと、ちゃんと触って欲しい。
朝からじっと我慢をしていた、性欲が弾けてしまいそう。
久美子は腰をもっとより深い快感を求めて、動かそうとしたが椅子に縛られて固定された体が思うように動かなかった。
乳房を揉まれながら、動かない身体で快感を求めて小さく上下に腰を動かした。
それでも、満足をする快感を得ることは出来なかった。
「拾われた捨て猫のような目だな。」高志が言った。
「もう、これ以上焦らさないで。
もう、耐えられない。」
「もっと感じたい?」
「もっと。。。
もっと。。。
感じたいの。」
高志は、両足を肘掛に掛けられて、大きく足を開いている久美子の股間の前にしゃがむと、もう一度じっと割れ目を眺めた。
「あああっ。」見られているだけで、呼吸が乱れ声が出てしまう。
人差し指で、濡れた割れ目の回りをなぞる様に触れた。
ゆっくりと円を描き、中心に触れないように股間を撫でた。
「お願い。
もう、だめ。
お願い。
触って。
ああああっ。
ちゃんと 触って。」久美子は首を振りながら、泣き出しそうな声を出した。
久美子の願いは、まだ叶えられなかった。
高志は、椅子の肘掛に縛られた久美子の足の指を口に含んだ。
つづく
4点拘束セット
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