久美子は、目を閉じた。
バスのエンジン音と、振動が身体に伝わってくる。
誰もいないと思い込む。
バスに乗っているのは、高志と私だけと思い込む。
高志が、私のおまんこを見たいと言った。
見せてあげた。
望みを叶えてあげたい。
シートに浅く座ると、目を閉じたまま、両足を前の座席の背もたれに掛けた。
足を開き、Tシャツを捲った。
紐パンの紐に手を掛けると、結び目を解いた。
桃の皮を剥くように、パンティを捲った。
無防備に剥き出しになった股間が、高志に見えている筈だ。
目を閉じていても、股間に高志の視線を感じた。
「皆が見ているよ。」高志が耳元で囁いた。
目を閉じたまま、バスの乗客、全員の視線が私の股間に注がれていることを想像した。
恥ずかしい。
恥ずかしさが、吐息となって漏れてしまいそう。
厭らしい視線を股間に感じ、身体が感じてしまう。
私は、本当は見られたいの?
見られたくないのに、見られたいの?
愛液が、湧き出してくるのが自分でも分る。
太ももの付け根を触られた。
優しく撫でるように触られた。
「知らない人が触っているよ。」志が耳元で囁いた。
分っている。
触っているのは高志。
これは、高志の触り方。
知らない男性に触れていることを想像する。
高志の前で、高志に見られながら知らない人に触られているのを想像する。
私は、愛する人の前で、知らない男性に触られて感じてしまう淫らな女。
触って欲しい。
もっと、ちゃんとクリトリスを触って欲しい。
自分がバスの中にいることを、忘れてしまいそう。
微かに残っている理性で、漏れそうになる声を我慢する。
目を閉じたまま、高志の股間に手を伸ばした。
ズボンの上からも、勃起しているのが分る。
私の淫らな姿を見て、高志も興奮をしている。
それが、更に久美子の心に火を付ける。
入れて欲しい。
私の濡れた、おまんこの中に高志のペニスを入れて欲しい。
発情期の野良犬の様に、高志のペニスを挿入して欲しい。
あああっ。
私は、狂ったように溺れていく。
高志の指の動きが止まり、捲られたTシャツが戻された。
「降りるよ。」高志はそう言うと、パンティを股間から引き抜いた。
久美子は、裾丈が長めのTシャツ1枚で立ち上がった。
つづく
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