俺はM美を求めていたし、M美も俺を求めていることが嬉しかった。
そして、職場の冷静なM美と、キスを繰り返す中で濡れ男を求めているというギャップが、俺を興奮させた。
リモコンでTVの電源をオフにすると、部屋の中に静寂が訪れ、俺はM美をお姫様抱っこした。
何時も、女を抱くときに必ずおこなう。
俺にとってのお姫様であり、お姫様のように、貴女を抱くよとういう、俺なりの儀式だった。
もちろん、女性には誰にもやっているなんて口が裂けても言わない。
お姫様抱っこをするとM美は驚き、不安そうに「大丈夫?」と言った。
「大丈夫。男だからね。」と言うと布団に向かって、慎重に歩き始めた。
「怖い。」M美は、俺の首に回した手に力を込めた。
お姫様抱っこの難点は、足元が見えないことにある。
すり足で躓かないように慎重に歩き、布団にたどり着くと膝を折り、M美を布団に寝かせた。
俺は、そのまま、M美に体重をかけない様に重なりキスをすると、俺の首に巻いたM美の手に力が入った。
M美の唇をついばむ様に唇を重ね、そして離す。
何度も繰り返す。
M美の唇が、俺を求めるように開き宙を彷徨う。
深く唇を重ねる。
俺の舌とM美の舌が触れ合い、お互いを探しながら生き物のように絡み合う。
喜びと興奮を絡ませながら、激しく求め合った。
俺の口の中をM美の舌が刺激し、M美の口の中で俺の舌が喜びに乱舞する。
お互いの粘液を激しく吸い、自分と一体化させようとするようだった。
M美の手は俺の背中を弄り、俺はM美の頬を撫でる。
唇を離すと、M美のうなじを唇で挟むように愛撫をした。
「はあ~。」小さな吐息が、M美の口から毀れ宙に舞った。
昼間2人で見た桜の花びらのように、部屋の中に舞った。
M美の浴衣の帯を解き、肩から浴衣を脱がし、下に着ていたTシャツを脱がすと、M美はパンティ一枚になった。
M美の乳房が白く部屋に浮かび、乳首が小さく突起していた。
パンティを脱がすと、白い肌の股間に黒々とした陰毛が現れた。
M美にキスをしながら、手探りで浴衣を脱いだ。
俺は、何時も以上に勃起をしていた。
裸のM美に、裸の俺は重なった。
温もりと柔らかい女の肌が、浅黒い俺の身体に吸い付いてきた。
早く一つになりたいと、焦る気持ちを必死に思い止めた。
つづく
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