バスを降りると、日差しが肌を突き刺してきた。
高志は、久美子の後姿を眺めた。
久美子は、恥かしげにTシャツの裾を押さえた。
それが、返ってお尻の膨らみを際だだせ、日差しにうっすらとお尻の割れ目が透けていた。
あと15センチ、Tシャツの裾を捲ればノーパンのお尻が丸見えになると思った。
久美子は、ノーパンであると言うことが、こんなにも不安で落ち着かない事なのかと思った。
不安を掻き消そうと、高志の腕に強く腕を絡ませた。
二人は、伊豆の高原にある公園を散歩した。
公園の中は、動物園と植物園に分かれていた。
久美子は、動物園の中を散歩しながらも、次は高志にどんな調教をされるのかそればかりを気にしていた。
動物達を楽しむ、余裕が無かった。
高志からの、エッチな命令は特に無かった。
二人は、植物園の温室に入った。
温室の中は、広く大きな迷路のような小道が続いていた。
のんびりと腕を組んで歩く二人を、家族連れが抜かしていくと人影が途絶えた。
「写真を撮ろう。」高志が言った。
高志は、久美子を西部劇の映画に出てきそうな背の高いシャボテンの前に立たせた。
「Tシャツを捲って。」
久美子は、言われるままにTシャツの裾を捲った。
アンダーヘアーが露出した。
シャッターを切る音が、温室に響いた。
シャッター音が、久美子の淫らな心を刺激した。
「脱いで。」高志が言った。
久美子は、躊躇った。
人の来る、気配は無かった。
「早くしないと、誰か来るよ。」高志が言った。
思いっきり、Tシャツを脱ぎ、温室の中で、全裸になった。
恥かしさと緊張で、心臓が音を立てて、高鳴った。
シャッター音が、連続して響いた。
カメラに視漢されているような気になった。
高志は、久美子の前にしゃがむとカメラを構えた。
「もっと、足を開いて。」
久美子は、言われるままに足を開いた。
シャッター音が、やけに大きく聞こえ身体が反応をしてしまう。
「濡れているよ。」
濡れているのは、自分でも分っている。
恥かしいから、そんな事を言わないで。
高志の言葉に、淫らな身体が反応をしてしまうから、そんなことを言わないで。
自分で自分を抑えられなくなってしまいそう。
身体を舐めるように、シャッター音が聞こえる。
その時、後方から話し声が聞こえて、久美子は慌ててTシャツを着た。
つづく
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