高志は、久美子の弘之に対する行動を見ていて、見込んだとおり久美子にはSとしてもMとしても素質があると思った。
いや。もしかしたら、見込み以上かもしれない。
久美子は、まだ調教に関して初心者なのに、いくら相手が童貞だとは言え弘之を支配し始めていた。
高志は、弘之の前で仁王立ちをした。
久美子が、弘之の後ろに移動をし、弘之の肩に顎を乗せて「舌を出して。舐めてごらん。」と言った。
弘之は、耳に久美子の息を感じ、背中には久美子の乳房の膨らみを感じた。
久美子の言葉に、逆らう事が出来なかった。
舌を出して目の前に有る、勃起した高志のペニスの先端を舐めた。
「口を開いて。」久美子が言った。
弘之は、口を開くのを躊躇った。
ペニスを口に含むことに対して、勇気がいた。
舌を上下に動かして、高志のペニスを舐める行為を続けていた。
「口を開くのよ。」久美子は、少し強い口調で言った。
弘之の唇が半分開いた。
高志は、弘之の頭を両手で掴むと、半分開いた口の中にペニスを深く挿入した。
「んぐ。」弘之が小さく呻いた。
口の中にペニスを含んでしまうと、先ほど感じたペニスを口に入れるという違和感の様なものが無くなった。
勃起したペニスは、口に含むと思ったよりも硬くなかった。
硬さの中に、意外と弾力が有ると思った。
高志は頭を掴んだまま、腰を前後に動かした。
久美子は、後ろから弘之の口から出入りする高志のペニスを見詰めた。
まるで、犯しているようだった。
見ているだけで、興奮を覚えた。
弘之を退かして、自分が高志のペニスを咥えたくなった。
弘之の背中に乳房を強く押し付け、縄で乳首を刺激した。
後ろ手に縛った弘之の指に、股間を当てた。
自由を奪われている弘之の指が、小刻みに動くと指の動きに合わせてクリトリスを当てた。
久美子は、無意識に後ろから手を回して、弘之のペニスを握った。
大きく勃起していた。
高志のペニスは、勃起し弘之の口を犯し続けている。
私も、高志も、弘之も、淫らに興奮をしている。
「あああっ。
あああっ。」喘ぎ声を漏らしたのは久美子だった。
乳首に感じる縄の刺激。
縛られて自由に動かない指の動きが、逆にじれったくクリトリスを刺激する。
より快感を求めて、久美子は乳房と腰を動かし、一人エッチをしている感覚になる。
手のひらに感じる勃起した、弘之のおおきなおちんちん。
そして、弘之の口を犯すように出入りする、勃起した高志のペニスに嫉妬を感じた。
全ての刺激が、久美子の身体中を駆け回った。
私を感じさせれために、二人の男性が交じり合っている様な気がした。
弘之の耳元で、久美子さんの啼き出しそうな喘ぎ声が聞こえた。
縛られた手の指先に、微かに久美子さんの陰毛を感じる。
久美子さんが、僕の指におまんこを近づけてくる。
もっと、触りたい。
もっと、近づいて。
もっと、腰を下ろして、僕の指先におまんこを近づけて。
高志さんのペニスが、僕の口を犯している。
それがイヤではない。
もっと、口の中を犯して欲しいと思う。
何故だろうか?
久美子さんの、おまんこが僕の指に触れた。
濡れている。
自由になる、指先だけを前後に動かす。
柔らかな吸い付くような、割れ目の感触が指先に感じる。
僕の指の動きに合わせて、久美子さんの腰が動いているのが分る。
もっと、高志さんのペニスを口に含みたい。
もっと、久美子さんのおまんごを触りたい。
縛られて自由にならない身体がもどかしい。
何だか分らない。
悩ましく狂おしいほどの、暗い欲望が湧き上がって来る。
高志さんのペニスが、僕の口を求めて犯し続ける。
久美子さんのおまんこが、僕の指を求めて動いている。
二人の性欲が、僕を求めている。
そう。僕は、求められている。
高志さんの動きが止まった。
僕の口の中の奥深くで、高志さんの動きが止まった。
喉の奥に、熱い精液を感じた。
高志さんが、僕の口の中で射精をした。
苦いく青臭い匂いが口の中に広がった。
それさえも、イヤではなかった。
僕の口に感じ射精をしてくれた事が、喜びのように感じた。
高志さんのペニスが、僕の口から抜かれた。
口の中に溜まった精液をどうしていいのか分からずに、僕は口に含んだ。
つづく
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