昨夜は、女子高時代の、仲良し4人で3年振りに集まり新宿の居酒屋で女子会をした。
卒業をして12年が経ち、皆、30歳になった。
まだ、誰も結婚をしていなかった。
自然と男の話になり、こんなにいい女4人を放って置く、世の男どもは見る目が無いと盛り上がっていた。
それから、後ろの席にいた、男性2人組みが酔っ払って口論になり、ちょっとしたイザコザみたいな事があった。
一人が、私たちのテーブルにぶつかって来たけれど、直ぐに2人は、私たちに謝り事は収まった。
それから、また、私たちはたわいの無い話を始めた。
その後の記憶が無かった。
何時、店を出たのか?
どうやって、帰って来たのか?
まったく、思い出せなかった。
頭を抱えて、昨夜の記憶を探ってみたけれど、まったく記憶が無かった。
何故、私は裸で寝ていて、何故、
大人のオモチャが布団の中に有るのか、さっぱり分らなかった。
昨夜、一緒に飲んだ誰かに聞いてみようか?
でも、いったい何をどうやって説明すればいいのか考え付かなかった。
私、夕べ、
大人のオモチャ買った?なんて、聞けるわけが無かった。
久美子は、ふっと思い立ってゴミ箱を確認した。
ゴミ箱の中に、黒い箱が捨てられていた。
ゴミ箱から拾い上げると、床に転がっている
大人のオモチャと同じ写真がパッケージに載っていた。
箱の中に取り扱い説明書も入っていた。
どうやって手に入れたのかは分らないけれど、新品の
大人のオモチャを部屋で開け、多分、私はそれで一人エッチをしてしまった。
それしか考えられなかった。
もう一度、床に転がっている、黒い物体を手に取った。
先ほどより、少し落ち着いて見ることが出来た。
じっと見ていると、先ほどの驚きとは違う種類の高鳴りが襲ってきた。
スイッチを入れてみた。
モーター音と同時に、黒い男性の性器の部分がクネクネと動き始めた。
妖しく淫らな生き物のようだった。
見ていると、恥ずかしくなり慌ててスイッチを切った。
いけない物を見てしまった様な気がした。
動きを止めた黒いペニスを、じっと見詰めた。
見詰めていると、更に呼吸が荒くなって来た。
部屋の中を見回した。
誰もいないことは分っていたけれど、誰にも見られていないことを確認した。
久美子は、誰かに見られたら、恥ずかしくて死んでしまいそうな事をしようとしていた。
口の中に溜まっ唾液を、飲み込んだ。
そして、黒いペニスに魅入られた様に、半開きになった口から舌をだして先端を舐めた。
先端の瘤になった形を確かめるように、舌で舐めると口に含んだ。
自分の手で、口の中を刺激するようにゆっくりと、黒いペニスを出し入れした。
本物のペニスを口に含んでいる気分になってきた。
喉の置くの深い心の闇の中から、暗い淫らな欲望の様な塊が湧き上がって来た。
身体が熱くなる。
こんな事をしている場合ではないと、頭の中で考えるが淫らな欲望を止める事が出来なかった。
股間が、黒いペニスを求めて濡れていた。
太ももの内側まで、気持ち悪いぐらいにヌルヌルとしていた。
口に含んでいた、黒いペニスを取り出した。
久美子の唾液で濡れ、黒光りをしているようだった。
「ああっ。」小さな吐息が漏れた。
自分を抑える事が出来なかった。
淫らな欲望に支配されていた。
黒いペニスに支配されてしまったようだった。
布団の上で足を広げた。
そして、黒いペニスを股間の割れ目にあてがった。
少し、怖さが有った。
その怖さは、淫らな欲望に勝てなかった。
ゆっくりと、濡れたバギナの中に黒いペニスを挿入した。
バギナが満たされて行くのが分った。
ゆっくりと挿入し、ゆっくりと抜いた。
それを繰り返していく。
口が半開きになり、呼吸が乱れる。
「ああっ。」
「ああっ。」
「ああっ。」
手の動きに合わせて喉の奥から吐息が漏れる。
スイッチを入れてみた。
モーター音に合わせて、バギナの中で黒い大きなペニスが暴れだした。
「ああっ。」
「ああっ。だめ。」
「だめ。だめ。だめ。」うわ言の様に意味の無い言葉を繰り返した。
今までに感じたことの無い快感だった。
無意識に手の動きが早くなる。
身体が弓なり、子宮が痙攣を始める。
「いく。いく。」
痙攣が、波のように押寄せては引いていく。
意識が遠のいていくようだった。
やがて大きな波が押寄せ、久美子の意識を完全に飲み込んだ。
頭の中に白い靄がかかり、重力が無くなってしまったように宇宙に向かって意識が飛んでいった。
短い時間で、久美子は、いってしまった。
いつスイッチを切ったのか記憶が無かった。
意識が戻った時、久美子は布団の上で仰向けになり大きく足を開いていた。
陰毛の奥の恥ずかしい割れ目には、オモチャのペニスが差し込まれたままだった。
久美子は、口を大きく開け息を整えるように、深呼吸を繰り返していた。
唾液が、唇の脇から流れていた。
これは、いったいなんなの?
まだ、戻りきっていない意識の中で久美子は考えた。
快感だけでいったら、今まで経験したどの男よりも感じた。
ゆっくりと上半身を起こすと、頭を左右に軽く振り、飲みかけのアイスコーヒーを飲み干した。
まだ、バギナの中には、黒いペニスが入っていた。
久美子は、バギナが満たされている余韻を抜くことが出来なかった。
もっと、快感の余韻に浸っていたかった。
テーブルの上に置いてあったスマホが鳴った。
メールの着信音だった。
今まで、思ったことも無い暗い思いが湧きがってきた。
大人のオモチャをバギナに入れたままの、淫らで恥ずかしい姿のまま、誰かとメールをしてみたかった。
私がこんな姿なのを知らない誰かと、普通にメールをしたらもっと感じるのではないかと思った。
スマホを手に取って、受信フォルダを開いた。
知らないアドレスだった。
メールのタイトル見た。
”昨夜は楽しかった”
つづく
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